2024.12.20

ウェルビーイング増進のための人間工学的方法論-遊びで楽しさを

という千葉大学の下村先生の研究。

人間工学の目標の一つがウェルビーイングだが、ウェルビーイングな設計論として、"遊び"に着目した要素を考えたよ。というお話。

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■遊び度の4つの要素とその下位項目

①内発的動機

 →いつでもそれをやりたい(短期的動機づけ)

 →それをずっと続けていたい(長期的動機づけ)

 →どこでもそれをやりたい(外的状況への独立)

 →他の事よりもそれをやりたい(他の事との比較)

②意志決定

 →それをやるとなったら,自分でやると決めてとりかかる(意思の主体性)

 →他の人から言われなくても,自分から進んでそれをやる(自発性)

③行為

 →それをやるために自分の身体や道具を使いこなしている(行為の主体性)

 →自分がそれをやっているという実感がこもっている(運動の内部モデル)

④報酬系賦活

 →それをやると気分がいい(精神的報酬)

 →それをやると気持ちがいい(身体的報酬)

 →それをやっていると夢中になる(ドーパミンシステム)

 →それをやっていると他の事はどうでもよい(中毒性)

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仕事とかも、こうできると、楽しすぎますね😊

だいたい出来てる気がするなぁ。

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仕事:
外発的動機で行われ,他人の意志に従う場合,成功しない限り報酬系は賦活しない.
言い換えれば,そのような労働の遊び度は低い.
しかし,その仕事が自分の意思決定によって行われ,達成感が得られる場合は,成否に関係なく自分の行為を通じて報酬系が賦活する.
このような労働が内発的動機に基づく場合,遊び度が高い.
対象とする業務の遊び度が低い場合は,人間工学的方法で得点の低い下位項目の引き上げを狙うと,仕事におけるウェルビーイングの増進につながる可能性がある.
たとえば,業務において達成感につながる意思決定のウェイトを高める,などである.
なお仕事に特化したワークエンゲージメント41)という指標があるが,趣味や日常生活といった,仕事以外の活力感や没頭感と比較できないため,生活全体の中での仕事の位置づけを俯瞰できない

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特集:ウェルビーイング増進のための人間工学的方法論-遊びで楽しさを

人間工学,2024/12/19

千葉大学 下村先生

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jje/60/6/60_335/_pdf

ウェルビーイングの増進は世界保健機関(WHO)の目標の一つであり,国際連合の持続可能な開発目標(SDGs)のゴール3でも掲げられている.国際人間工学連合や日本人間工学会では,人間工学の目標は,ウェルビーイングとシステム全体のパフォーマンスとの最適化を図ること,としているが,ウェルビーイングの方法論については発展の途上にある.

ウェルビーイングを高めるために物や環境,運用方法や社会制度を人間工学的に設計し,実践するためには,具体的な方法論が必要である.ここではその重要性をリサーチ・イシューとして述べ,基礎となる指標の一つとして遊び度を取り上げた.ここでの遊びの定義は,生存を直接の目的とせず,内発的動機づけによる自己の意思決定と行為による脳内報酬系の賦活,とされる.遊び度は,12項目からなる主観評価法である.ウェルビーイングの増進に資する研究や,指標を開発することが,人間工学研究者に求められる.

論文紹介 やってみようありのままに 職場・働く幸せポジティブ心理学介入研究方法論・指標

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