組織論のポジティブアプローチ
ちょっと昔の論文ですが。
西川先生の日本語3部作(と私が勝手に呼んでいる)の二つ目😍
ポジティブ心理学をどう組織に適用していくか。
機能のは、組織行動(OB)と組織開発(OD)。
今日のは、組織論(OT)。
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蛇足ですが、ここまで面白い論文でありながら、日本からの閲覧数が66という。。。
まぁ新しい発見というより、これまでの研究の整理ではあるんですが、めっちゃ面白いのにMOTTAINAIなぁ。
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組織論のポジティブアプローチ
甲南経営研究,2008
西川 耕平先生
https://konan-u.repo.nii.ac.jp/record/1980/files/K01848.pdf
永遠を求める行いは,宗教と切り離しても昔から存在する。ダイヤモンドやプラチナは,そのシンボルであろう。しかし根本にたちかえれば,要素の姿形が違うだけなので,流転だけが永遠という見方の一方で,人々はシンボルに魅せられてきた。では人の永遠とは何であろうか。寿命があるので,人の功績まで含めたとしても限りがある。では,なぜ人は,無理と知りつつ永遠を求めるのだろうか。あるいは退廃・自堕落になりきれないのであろうか。つかの間の快楽に流されても,限りある人生に努力を注ぎ続ける普通の人は,なぜあきらめきれずに,もがくのであろうか。一般的な答えは,勤勉,正直や素直や徳,あるいは人生を豊かにしたいという所だろうか。
ところで洋の東西を問わず企業組織は,経営理念や信条にこうした言葉を取り上げる。組織にしても,人と同じように永遠に存在し続けられるわけではない。それどころか人の寿命より短い場合もある。それでも,経営理念や信条は長く活動する組織と,それほど変わらない。ではなぜ,企業組織は,有徳 (virtuousness)に代表されるポジティブと呼ばれる言葉を大切にしているのであろうか。
そこで本論文は,組織論とポジティブ概念の関わりを明らかにする手がかりを探る事を目的とする。そのために,まず個人レベルから組織レベルまでを包括的に扱う,Positive Organizational Scholarshipを取り上げて,どのように個人と組織とをポジティブ概念に結びつけているのかを文献整理から明らかにする。そして組織論の隣接理論である組織行動論と組織開発におけるポジティブ研究と比較検討から,最終的にポジティブ概念と組織論の関わりを理解する視角を,仮説的に提示する事を目的とする。
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Ⅰ:Positive Organizational Scholarship
1.個人のポジティブと組織の有効性の関連性
a) 筋の通った勇気ある行動
b) 知識創造と Positive
2.組織変革と Positive の関連性
a) 組織の Resilience
3.Positive の自己強化反応 (self - reinforcing)
a) ポジティブ感情の Upward Spirals
b) 質の高い人間関係の力 (High - Quality Connections
4.個人がポジティブになろうとする組織的コンテクスト
a) Authentic Leadership
II:Positive Deviance
III 組織行動論とPOS
IV 組織開発 (OD) と POS
V 組織とポジティブ