2024.09.12

はぴテク相談室:差別、偏見、仲間はずれは、皆が幸せになれば無くなる😍

相談者

最近、職場でなんとなく仲間外れにされてる気がして…。グループLINEから外されたり、ランチに誘われなかったり。どうしてこういうことって起きるんでしょう?

はぴテクさん
はぴテクさん

それはつらいですね。気づいてしまうとずっと気になりますよね。実は最近、「なぜ人は仲間外れや差別をしてしまうのか」を大規模に調べた研究が出ていて、面白い視点が得られるんです。少し聞いてみますか?

相談者

はい、ぜひ聞かせてください。なんか理由があるなら知りたいです。

はぴテクさん
はぴテクさん

2024年に発表された研究で、118カ国・約66万人のデータを分析したものがあります。そこでわかったのが、「自分自身が幸せかどうか」と「自分のグループ以外の人に優しくできるか」が深く関係しているということなんです。幸せを感じている人ほど、外の人にも優しい態度をとりやすい、という傾向が見られました。

相談者

えっ、幸せかどうかで他の人への態度が変わるんですか?それって逆もあるんですか?自分のグループ以外に優しくすると幸せになれる、みたいな?

はぴテクさん
はぴテクさん

鋭いですね!実はその逆の方向も調べているんです。ドイツに住む約6800人を6年間追いかけた調査では、「生活への満足感」と「難民など外のグループへの否定的な見方」が、互いに影響し合っている様子が確認されました。幸せだから外の人にも優しくなる、そして外の人に優しくすることで幸せになる、という両方向の関係がありそうだということです。

相談者

じゃあ、私を仲間外れにしている人たちは、もしかして自分自身があまり幸せじゃないのかもしれない、ってことですか?

はぴテクさん
はぴテクさん

この研究から直接そう断言はできないんですが、全体的な傾向として、幸せを感じにくい状況にある人は外のグループへ否定的になりやすい、という相関は確認されています。職場の人間関係のギスギスも、もしかしたらその場にいる人たちの余裕のなさと関係しているかもしれませんね。あくまで「関係がある」という話で、原因と結果が一方向に決まっているわけではないんですが。

相談者

なるほど…。でも、私はどうすればいいんでしょう。自分が幸せになれば、周りも変わるってことですか?

はぴテクさん
はぴテクさん

この研究が示しているのは「相関」なので、「あなたが幸せになれば周りが必ず変わる」とまでは言えないんです。ただ、自分が満足感を高めることで、自分自身が周りに対してオープンになりやすくなる、という個人内の変化は示されています。自分のウェルビーイングを大切にすることは、まず自分のためになる、というのは確かそうです。

相談者

自分のウェルビーイング…ですか。具体的にはどんなことをすればいいんでしょう?

はぴテクさん
はぴテクさん

この研究自体は「何をすると幸せになれるか」までは掘り下げていないので、私の方で断言はできないんですが、研究の根底にある考え方として、「主観的幸福感」つまり自分が生活にどれだけ満足しているか、という感覚を育てることが一つのキーになっています。日々の小さな満足に目を向けることや、自分にとって心地よい時間を意識的に作ることが、そういった感覚に関わってくるとされています。

相談者

なんか、職場の人を責める気持ちより、みんなもしんどいのかなって少し思えてきました。でも、それでも仲間外れはつらいんですよね…。

はぴテクさん
はぴテクさん

そうですよね、つらいものはつらいです。その気持ちはとても自然なことです。ただ、この研究が見せてくれる大きな視点として、差別や仲間外れは「そういう性格の悪い人がいる」というだけでなく、社会全体や個人の幸福感と繋がった現象だということ。それを知るだけでも、少し気持ちの持ちようが変わるかもしれません。

相談者

118カ国で調べた研究がそれを示してるって、なんかスケールが大きすぎてびっくりしますが、自分の身の回りのことと繋がってるんですね。今日は少し楽になれた気がします。ありがとうございます。

はぴテクさん
はぴテクさん

大きなスケールの研究が、意外と自分のすぐそばの話につながっていたりするんですよね。ぜひ、自分自身の幸せを大切にすることを、少しずつ意識してみてください。それが積み重なると、自分の周りとの関わり方にも変化が生まれてくるかもしれません。

■ 今日のまとめ

  • 118カ国・約66万人のデータで、自分の幸福感と「外のグループの人への態度」には関係があることが示されました(相関)。
  • 幸せだから外の人にも優しくなる、外の人に優しくすると幸せになる、という両方向の関係がありそうなことが、6年間の追跡調査でも示されています。
  • 差別や仲間外れは個人の「悪意」だけでなく、その人の幸福感とも関係している可能性があります。自分自身のウェルビーイングを育てることが、出発点になりそうです。

■ 出典・注意事項

  • 出典:Subjective well-being and attitudes toward outgroup members, International Journal of Intercultural Relations, 2024年9月12日 https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S014717672400124X

  • 注意事項①:この研究は「相関関係」を示したものです。幸福感が高いと外集団への否定的態度が低い傾向がある、という関係であり、一方が他方を必ず引き起こすという因果関係が証明されたわけではありません。

  • 注意事項②:縦断研究(6年間追跡)はドイツ在住者を対象としており、結果が他の文化・国に同様に当てはまるかは慎重に考える必要があります。

  • 注意事項③:国レベルの分析と個人レベルの分析を組み合わせており、国全体の傾向が個人に直接当てはまるとは限りません。

投稿者によるコメント・補足(1件)
コメント 1

研究自体の紹介はこちら😊
差別、偏見、仲間はずれは、皆が幸せになれば無くなる😍
https://wellbeing-archive.pages.dev/posts/2024-09-12-1726178405/

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