5月は●●学におけるウェルビーイング
についての論文を紹介してきましたが、その統合版のような内容😊
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以前紹介した、↓にもある通り、幸せについて色んな定義を知っておくと、幸福度が高まりやすいです😊
幸せについて、多様な定義をもつと、幸せになりやすい。
https://www.facebook.com/groups/wellbeinginfo/permalink/1608346326642726/
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とはいえ、
個人的には、最初は色々知るより、1つを知って実践する方がオススメです❗
知っているだけでは、何も変わらず。実践が大事なので。
ただ、一方で、日々ウェルビーイングの投稿を見る、その投稿について仲間内で語り合ってみる、
といった形で、ウェルビーイングにまみれるのも、またオススメです。
なので、一番良いのは、T字型で進めて行くことですかね。
(1つガッチリ知って実践、+αで全体的に薄く知る。)
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何が人を幸せにするか? 経済的・社会的諸要因そして倫理の役割復活
明治学院大学,2015
https://meigaku.repo.nii.ac.jp/record/1297/files/kokusai_48_91-109.pdf
豊かさを測るため,これまで経済的尺度(経済成長率や一人あたり GDP)が重視されたが,近年その不 十分さが強く意識されるに伴って「幸福」についての関心が上昇し,関連研究も増加している。
本稿は, 経済学的視点のほか,思想史,倫理学,心理学,脳科学などの知見も取り入れながら考察した試論であり, 概略次の主張をしている:
(1)幸福を考える場合, その深さや継続性に着目しつつ
(a)気持ち良い生活 (pleasant life),(b)良い生活(good life),(c)意義深い人生(meaningful life; eudaimonia)の 3 つに区分するのが適当である。
(2)このうち(c)を支える要素として自律性,自信,積極性,人間の絆,人生の目 的意識が重要であり,これらは徳倫理(virtue ethics)に相当程度関連している。
(3)今後の公共政策運営 においては,
上記(a)にとどまらず(b)や(c)に関連する要素も考慮に入れる必要性と余地がある一方,人間のこれらの側面を高めようとする一つの新しい思想もみられ最近注目されている。
(4)幸福とは何か についての探求は, 幅広い学際的研究が不可欠であり今後その展開が期待される。
図表1 幸福とは何かについての研究方法 幸福とは何か ・行動主義的アプローチ 【社会科学的/自然科学的】 ・行動経済学/神経経済学等 ・実験心理学 ・社会学 ・進化生物学 ・脳科学 ・哲学的アプローチ 【人文学的】 ・思想史的研究 ・哲学的研究 図表2 広義の幸福(happiness)とその内訳についての考え方 心理学者(Seligman 2001) 経済学者(Frey 2008) 国際機関(OECD 2013) 1. 気持ち良い生活(pleasant life) 1. 一時的な幸福感(happiness) 1. 感情(affect) 2. 良い生活(good life) 2. 生活満足感(life satisfaction) 2. 生活の評価(life evaluation) 3. 意義深い人生(meaningful life) 3. エウダイモニア(eudaimonia) 3. エウダイモニア ないし良い人生(good life) (eudaimonia) (注)当該文献をもとに筆者作成。 図表3 幸せに関する三つの思想の対比:ブッダ、アリストテレス、キリスト教(ローマ・カトリック) ブッダ (原始仏教) アリストテレス (ニコマコス倫理学) キリスト教 (ローマ・カトリック) 幸せの認え 方 ・欲求と執着(hedodonism) 主義(asceticism)は、いずれも幸せをもたらさない。 ・欲求や人が所有する物は、いずれも本来性が なく、またそれらは移ろい去る。 ・したがって、幸せ(正随に往苦楽からの解放) は、依存物の多要により では なく、専ら人 の心のあり方によって決まる。 ・人間は植繰な行動 でありり、また幸せを求めるるより幸威になるへ方、過 度に継蜘になったりするが、それらは幸せをもたらさ ない。 ・幸福は、人間の本性ならびに物質面での実実に関した 中庸の生活をすることにある。(倫理的・心理学的な自 己実現活動(virtue)である。 ・幸福(happiness)は良い生活活動(well-being)を意味 する。それが人間かって持続性を得つ場合としてセ ウディモニア(eudimonia)を定義できる。それは人 間の最終目的であり、最高善である。 ・幸福は、もっぱら神の意志に置かれる ことに重点を置いてている。 ・人間にとって中込的な目的は、地上におけるー 時的幸福というより永遠の幸福を得ることと する。 ・しかし、この世での幸品に拉われた生活をする ことによって、個人は永遠の生命についての報 いを得ることもでき、この世におけるす幸福も増進 することができる。 幸せになる 条件 ・二つのことが必要:一つは、正しいゆの持も 方をすること。二つには達成すべき目的を知る ことの間に位置する「中庸」の達成。もう一つ は、他人に対する倫理的と倫理的正当な行動 (徳)。 ・これらつを達成するには、一生を通じての 鍛練、精神修養、実践が不可欠。 ・人間は、その間的や行動が機操な万向に働くことを避 ける必要があるし、その中で正当な幸福を達成し、 すぐわち島德(virtue)をにっぷることによって幸せに される。 ・幸福を得るためには必要が必要があり、それは社会の秩法の原機に根ず あり、もし破死的につながると、苦いで得られなくになる人 人に徳を高めるさせる義務がある。 ・幸福は、もっぱら神の意志に従うことに関連 する可能性がある。 ・アリストテレスに対した場合、心農的・社 会的な関候により視しきもす。 ・ブッダとアリストテレスとは、①人間は快楽や 物質的保有を過度に追求する傾向が強いこと、 (②)物質的保有により幸福生活 図表4 持続性のある深い幸福(eudaimonia)を機能させる要素 心理学者(Ryff 1989;Ryff et al. 1995) 1. 自律性(autonomy) 2. 自己肯定(self-acceptance) 3. 個人としての成長(personal growth) 4. 人生環境を左右する能力(environmental mastery) 5. 他人との積極的な関わり(positive relations with others) 6. 人生の目的意識(purpose in life) 心理学的社会調査項目(Huppert et al. 2009) 1. 自律性(autonomy) 2. 能力(competence) 3. 学習意欲(interest in learning) 4. 目標志向(goal orientation) 5. 立ち直る力(resilience) 6. 社会的関与(social engagement) 7. 同情心(caring) 8. 利他心(altruism) 9. 目的意識(sense of purpose) 筆者提案 1. 自律性(autonomy) 2. 能力とその成長(competence and personal growth) 3. 立ち直る力(resilience) 4. 社会的関与(positive relations with others) 5. 同情心(caring) 6. 利他心(altruism) 7. 人生の目的意識(purpose in life) (注)左の2列は当該文献をもとに筆者作成。ただし、各項目の配別順序は当該文献のものではなく筆者が再配列したもの。 図表5 人間の基本的ニーズと幸福の実現 人間の基本的ニーズ 自律性 自信 人間の絆 人生の目的 充足される時 Eudaimonic well-being (持続性のある深い幸福) (注)筆者作成。 図表6 徳の種類とその性格 対象領域 超過する状態 中間性 不足する状態 1. 大胆と怖れ 無謀 ・勇敢 脳病 2. 快楽と苦痛 自堕落 ・節度 鈍感 3. 金銭授受 放漫 ・應揚 けち 4. 名営 虚栄 ・気高さ 兜届 5. 気質 激怒 ・温和 意気地なし 6. 対人態度 惰悪 ・親愛 追従 7. 人との交わり 法螺吹き ・正直 ごまかし (注1)アリストテレス『ニコマコス倫理学』第2巻第7章(82-88ページ),同章における訳者注2(83ページ),『エウデモス倫理学』第2巻第3章(215-220ページ)をもとに筆者が作成。 (注2)原資料では問題視される項目も含まれているので,上表ではそれらを除く項目を筆者が選択的に記載した。また日本語表現は,一部短縮化したほか理解しやすい表現にした場合がある。 図表7 人間の行動パターンと幸福の種類 [幸福のタイプ] 長期的な幸福 持続性のある深い幸福 (eudaimonic happiness) 果報指向 (または利己的, 短期的, 徳倫理 が希薄,対応力が小) 快楽的な幸福 (hedonic happiness) 因機指向 (または利他的, 長期的,徳倫理が 濃厚,対応力が大) [人間行動 の特徴] 短期的な幸福
本研究のウェルビーイング小話はこちら😊
はぴテク相談室:何が人を幸せにするか? 経済的・社会的諸要因そして倫理の役割復活
https://wellbeing-archive.pages.dev/posts/2024-05-30-1717106404/