宗教と幸せとマズローの5段階欲求
ちょっと昔のですが、面白かったので、紹介。
・無宗教者は宗教信者よりも日常生活上の多くの項目が幸福感に影響するために幸福感が変動しやすい。
・マスローの5段階欲求では、キリスト教徒は愛・所属欲求が幸せに効く、無宗教者は承認欲求が幸せに効く、仏教徒はどれも効かない(6段階目の自己超越欲求が効くのかな?)。
→ただし、どれが幸せに効くか。という話であり、スコアが高いか(満たされているか)では無い。
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まぁそもそもマズローの欲求段階ピラミッド自体、どうなのかという話はありますが。
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宗教と主観的幸福感について
ー死の忘却とコンサマトリー化する現代ー
2020,現代社会研究科論集 : 京都女子大学大学院現代社会研究科紀要
http://repo.kyoto-wu.ac.jp/dspace/bitstream/11173/3023/1/0140_014_009.pdf
主観的幸福感に関する統計学的研究はこれまで数多く行われてきたが、その中でも近年、個人の信仰が主観的幸福感に寄与していることを示す国内外の研究が注目を浴びている。
では無宗教者が7割以上と報告される現代日本人にとって、「幸福」とはいかなる要因によって形成されているのであろうか。
当該研究ではこれを検証するべく、若年層を対象に主観的幸福感に関するアンケートを実施し、データの統計解析を行った。
その結果、無宗教者は宗教信者よりも日常生活上の多くの項目が幸福感に影響するために幸福感が変動しやすいことが判明した。
またこれらの項目をマスローの提唱する 5 つの欲求階層(生理的欲求、安心・安全欲求、愛・所属の欲求、自己承認欲求、自己実現欲求)にグループ化して独立変数として扱い、
各宗教信者群及び無宗教者群それぞれで幸福感を従属変数とした重回帰分析を行った。
結果は各宗教群で異なり、宗教の有無やその種類が個人の主観的幸福の認知に影響することが示唆された。
特に無宗教者群では承認欲求の充足が幸福感に強く寄与していることが明らかとなり、これらの結果をもとに現代若年層におけるメンタルヘルスの問題を精神病理学的に考察した。