アリストテレス流の倫理学を現代版として再構成したエウダイモニア主義
とその批判、とその批判を元にバージョンアップした多元主義と。
40ページくらいありますが、面白いです😊
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■AIによるまとめ
①徳倫理学には、エウダイモニア主義(幸福主義)と多元主義という2つの立場がある。
②エウダイモニア主義は、人間の究極目的を「エウダイモニア(幸福)」に求める考え方。アリストテレスに代表される古典的徳倫理学の立場。
③多元主義は、人間にとって重要な価値が幸福以外にも複数あると考える立場。現代の徳倫理学者の多くが支持。
④多元主義の問題点として、諸価値の比較考量が困難になる点が指摘されている。
⑤しかし多元主義は、人間の善き生き方により多面的で豊かな理解を与えてくれる利点もある。
⑥エウダイモニア主義と多元主義の論争は古くからあるが、今後も徳倫理学の重要なテーマであり続けるだろう。
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■エウダイモニア主義と多元主義における、徳の捉え方
●エウダイモニア主義における徳の捉え方:
徳は、人間がエウダイモニア(幸福)を達成するための手段として位置づけられる。
勇気、節制、正義、実践的知恵などの徳を身につけ実践することが、幸福な生き方につながるとされる。
徳の価値は、究極的にはエウダイモニアに対する貢献度によって測られる。
アリストテレスに代表されるように、徳の卓越性(高い水準で徳を備えていること)がエウダイモニアの必要条件とされることが多い。
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●多元主義における徳の捉え方:
徳は、誠実さ、勇気、慈愛など、それ自体が固有の価値を持つ複数の善いものの1つとして位置づけられる。
徳の価値は、エウダイモニアへの貢献度とは独立して、それ自体に価値があるとされる。
他の価値(友愛、知識、快楽など)と並んで、徳は人生を豊かにする多様な価値の1つと見なされる。
徳の実践は重要だが、徳の卓越性はエウダイモニアの必要条件とはされない場合が多い。
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つまり、エウダイモニア主義では徳がエウダイモニアのための手段的価値を持つのに対し、多元主義では徳がエウダイモニアとは別の固有の価値を持つと考えられています。また、エウダイモニア主義のように徳の卓越性を理想とするのではなく、多元主義では徳を他の価値と並ぶ重要な価値の1つと見なす傾向にあります。このように、徳の位置づけをめぐってエウダイモニア主義と多元主義では異なるアプローチがとられているのです。
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徳倫理学におけるエウダイモニア主義と多元主義
2024/3,福岡大学人文論叢
https://fukuoka-u.repo.nii.ac.jp/record/2000335/files/L5504_0835.pdf
はじめに
1 理論構造の確認:エウダイモニア主義と多元主義
1.1 エウダイモニア主義の理論構造
1.2 多元主義の理論構造
1.2.1「様態」と「基礎」の多元主義的な把握
1.2.2 良好な内的状態
1.2.3 徳の標的と行為の正しさ
1.2.4 多元主義の優位性
2 エウダイモニア主義に対する批判
2.1 利己主義という問題
2.2 悲劇とエウダイモニア
2.3 非直接性の問題
2.4 根源的レベルの異議
3 多元主義的徳倫理学とその射程
3.1「善く生きること」の多様な捉え方
3.2 多元主義の問題
おわりに