道徳的な人はウェルビーイング
というメタ論文(色んな論文を整理した論文)。
公正であること、思いやりがあること、正直であること、
そんな道徳的な人は、幸福度も高い。
幸福度だけでなく、ポジティブ感情や人生の目的・意味の感覚、自尊心(セルフエスティーム)なんかも高い。
さらに、これは個人主義、集団主義に寄らず、道徳が幸せに繋がるとのこと。
(ただし、ちょっとだけ、集団主義文化の方が、より幸せに効く。)
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Moral identity in relation to emotional well-being: a meta-analysis
2024/3/12,Frontiers in Psychology
https://www.frontiersin.org/journals/psychology/articles/10.3389/fpsyg.2024.1346732/full
はじめに
このメタ分析レビューは、道徳的アイデンティティと感情的幸福の指標との関連を調べた過去の実証研究を調査したものである。さらに、このメタアナリシスでは、道徳的アイデンティティと感情的幸福の関連性が集団主義的な国と個人主義的な国で異なるかどうかを検証し、文化的出身を調整因子として検討した。
方法
ProQuestの65のデータベースとPubMedを用いて系統的な文献レビューを行った。Comprehensive Meta-Analysis 4.0(CMA)ソフトウェアを用いてランダム効果メタ分析とサブグループ分析を行った。
結果
対象となった27の研究結果より、道徳的アイデンティティはより大きな感情的幸福と関連していた(r = 0.27、p < 0.001)。個々の次元に関するフォローアップ分析では、道徳的アイデンティティと、より大きな幸福感または肯定的感情(r = 0.28、p < 0.001)、より大きな目的意識または人生の意味(r = 0.29、p < 0.001)、より高い自尊心(r = 0.25、p < 0.001)との関連において、中程度の効果の大きさが示された。さらに、道徳的アイデンティティは、より高い人生満足度と小さな効果量(r = 0.15、p = 0.011)を示した。その結果、道徳的アイデンティティと全体的な感情的幸福との関連性の効果量は、文化的出身によって有意な差はないことが示された。しかし、個人主義的な国で行われた15件の研究(r = 0.27、p < 0.001)に比べ、集団主義的な国で行われた9件の研究(r = 0.30、p < 0.001)では、効果量が大きい傾向がみられた。
考察
このメタアナリシスの結果は、道徳的アイデンティティと感情的幸福との間に、感情的幸福のさまざまな次元にわたって、また個人主義的文化圏と集団主義的文化圏の両方において存在する強固な経験的関係を示している。