世界の精神的ウェルビーイング
精神的ウェルビーイングをMHQという指標で世界調査したよ。というレポートが出ていました。
明日のワールドハピネスレポートに向けても、この異なる観点での調査を知っておくと面白いです。
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結果としては、全体的に経済的に豊かな国の方が精神的ウェルビーイングが低い。
ワールドハピネスレポートの様相とは、結構違う。
(ただし、調査対象国に、北欧とか、日本とかは入っていない。し、調査方法が異なる。)
スマホの早期所有、超加工食品の過剰摂取、家族の絆の低下などが原因ではないか。
とのこと。
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●ランキング(WHRを添えて)
今回の(MHQ)のTOP10、WORST10の結果と、WHR(ワールドハピネスレポート)との順位
うーん、全然違う😂
個人的には、幸せ界隈に行くキッカケの一つがタンザニアに1ヶ月くらいいて、みんな幸せに生きてるな〜というトコだったので、3位に入っているのはなんか納得です。(WHRだと139位で最下位群ですが。)
MHQのTOP10(1位から10位):
ドミニカ共和国 (WHR順位: 30)
スリランカ (WHR順位: 127)
タンザニア (WHR順位: 139)
パナマ (WHR順位: 31)
マレーシア (WHR順位: 80)
ナイジェリア (WHR順位: 95)
ベネズエラ (WHR順位: データなし)
エルサルバドル (WHR順位: 35)
コスタリカ (WHR順位: 23)
ウルグアイ (WHR順位: 28)
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MHQのWORST10(62位から71位):
エジプト (WHR順位: 135)
オーストラリア (WHR順位: 12)
タジキスタン (WHR順位: 78)
ブラジル (WHR順位: 56)
南アフリカ (WHR順位: 113)
イギリス (WHR順位: 19)
ウズベキスタン (WHR順位: 60)
ウクライナ (WHR順位: 92)
インド (WHR順位: 136)
ボリビア (WHR順位: 74)
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●調査項目
MHQは↓で構成されている調査。
①気分と展望 (Mood & Outlook) 感情を効果的に管理・調整し、前向きな将来展望を持つ能力
②社会的自己 (Social Self) 他者とどのように関わり、関係を持ち、自分自身をどう捉えているか
③順応性とレジリエンス (Adaptability & Resilience) 状況の変化に応じて行動と見方を切り替え、直面する困難や挫折に対処する能力
④意欲とモチベーション (Drive & Motivation) 望む目標の達成に向けて取り組み、日常生活の中で物事を始め、粘り強く継続し、やり遂げる能力
⑤認知 (Cognition) 基本的な認知機能を発揮し、複雑な出来事や状況を理解し、思考や行動において長期的な視点を持つ能力
⑥心身の連関 (Mind-Body Connection) 心と体のバランスを調節する力
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●調査方法
調査方法が面白く、↓。従来の、ランダムに選んで電話して聞くとか、質問票の郵送とかに比べて今風。インターネットにアクセスできるという条件はあるけども、最近だと電話持っている人よりも多そうだし、実態を捉えられる気もします。学術的には分かりませんが😂(ワールドハピネスレポートは電話調査&対面で各国1000人以上。)
①FacebookとGoogleAdSense上で、「あなたの精神的健康スコアを取得しましょう:速い、無料、匿名」というコピーと、調査開始ページへのリンクを含む広告を掲載。
②18歳から85歳までの幅広い年齢層と性別をターゲットに、地域ごとに広告を配信。関心を持ちそうなキーワードを幅広く使用し、各年齢・性別グループと地理的地域に十分な回答者数が集まるよう最適化。
③回答者の人口統計学的構成に関するフィードバックに基づいて、広告を動的に管理。特定の層の回答数が不足している場合は、その層を重点的にターゲティング。
④各広告ソース(GoogleとFacebook)における開始数と完了数をトラッキングし、新しい広告やソースを追加する際は、既存のデータとの整合性を分析。
⑤2023年は、71カ国の英語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、ポルトガル語(欧州およびブラジル)、アラビア語、スワヒリ語、ヒンディー語、ヘブライ語、ロシア語、中国語(簡体字)の話者を対象に募集。
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2023年の世界の精神状態
The Mental State of the World in 2023
A Perspective on Internet-Enabled Populations
A Publication of the Global Mind Project
2024/3/4
https://mentalstateoftheworld.report/2023_read/
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※調査指標であるMHQ
Assessment of Population Well-Being With the Mental Health Quotient (MHQ): Development and Usability Study
メンタルヘルス指数(MHQ)による集団の幸福度評価:開発とユーザビリティ研究
JMIR Ment Health. 2020 Jul 20;7(7)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32706730/
背景: 既存の精神保健評価ツールは、症状経験の不完全なイメージを提供し、精神保健の結果に曖昧さ、偏り、矛盾を生じさせる。さらに、障害や機能障害に焦点を当てることで、一般集団全体の精神的健康と幸福を見ることができない。
目的: 本研究の目的は、MHQ(Mental Health Quotient)と呼ばれる新しいウェブベースの評価ツールの成果と妥当性を実証することである。MHQは、臨床的なメンタルヘルス症状の全領域をカバーし、健康的な精神機能も把握することで、臨床的なものから繁栄的なものまで、個人のメンタルヘルスに関する完全なプロフィールを提供する。
方法: MHQは、DSM(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders:精神障害の診断と統計マニュアル)に基づく126の既存の精神医学的評価ツールで評価された症状のコード化と、Research Domain Criteria(研究領域基準)が定めた神経科学的基準に基づいて開発された。これらは、肯定的な側面と否定的な側面の両方を持つ9段階評価の質問に定式化され、約14分で完了するウェブベースのツールとして開発された。この評価では、MHQの総合得点のほか、非線形採点アルゴリズムに基づき、臨床的な集団やリスクのある集団と健常な集団を区別する、メンタルヘルスの6つのカテゴリーのサブスコアが出力される。MHQの項目はDSM第5版(DSM-5)にも対応付けられ、10疾患の臨床診断基準がMHQの結果に適用され、アットリスクと臨床のラベルが付けられたスコアの相互検証を行った。このツールをテストするために、1665人の成人回答者から初期データが収集された。
結果: 健常範囲におけるスコアは、MHQ全体では0~200点で、平均スコアは約100点(SD 45)、6つのメンタルヘルスサブカテゴリーごとのサブスコアでは、0~100点で、平均スコアは48点(SD 21)から55点(SD 22)であった。全体として、回答者の2.46%(41/1665人)および13.09%(218/1665人)がそれぞれ臨床的およびアットリスクに分類され、スコアは否定的であった。DSM-5の診断基準に対する検証の結果、臨床と判定された人の95%(39/41)が、少なくとも1つのDSM-5に基づく障害が陽性であったのに対し、MHQスコアが陽性であった人のうち、メンタルヘルス障害の診断基準を満たしたのはわずか1.14%(16/1406)であった。
結論: MHQは、集団の精神的健康と幸福を迅速、簡便、包括的に評価する方法を提供し、リスクのある個人とサブグループを同定し、10疾患にわたる診断に関連する情報を提供する。
明日、3/20のワールドハピネスレポートに向けて、大切な事。