2023.07.12

香りと幸せ。

・香りは幸せを誘発するよ〜という論文。

・そもそも嗅覚は独特。他の感覚器(視覚や触覚など)と異なる。

 嗅覚は、感情を処理する扁桃体と、学習と記憶の形成が行われる海馬を含む大脳周縁系に直接伝わる。

 →よって、記憶や感情と繋がりやすい。

・実際に自然の香りを嗅ぐことで、

 身体的WB、感情的WB、認知的WB、精神的WB、全体的なWBが高まった。

 今回の研究では社会的WBはあまり上がらなかった。(が、別研究では上がるという話も有)

とのことです。

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論文ではないですが、日本の面白い実例として、企業での導入に、こんな感じなのも。

介護施設にて、オリジナルのwell-beingアロマを開発し、施設に導入。

well-beingを高めるアロマ自体も幸せに繋がりますし、特に企業と香りを結びつける事でより記憶にも残るのではないかと思います。

お客様が来店されるような形態の企業では、特に良いんじゃ無いかと思います😄

(特に、お店での幸せな体験を提供出来ていれば、

お店での幸せ体験+アロマで幸せ+お店での幸せな体験が香りとつながることで、より記憶に残る。の三刀流に。)

「アライブWell-beingアロマ」を作製いたしました

>「介護に関わるスタッフと、ご入居者、皆様に幸福になってほしい」という願いをこめて、

>独自の香りを作製することでアライブの世界観を表現いたしました。

https://www.alive-carehome.co.jp/news/17950

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Nature, smells, and human wellbeing.

自然、香り、そして人間の幸福

**Bentley, P.R., Fisher, J.C., Dallimer, M. et al. **

Ambio 52, 1–14 (2023).

https://link.springer.com/article/10.1007/s13280-022-01760-w

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■香りの効果色々(自然の香り中心に。)

・健康と幸福を促進するための香りの使用は歴史を通して行われており、伝統的および現代のアロマテラピー技術の中心となっており (Schloss et al. 2015 ; Hickman 2021 )、また森林浴 (短時間、ゆっくりとした入浴) の治療効果にも貢献しています。(Li 2010 )

・治療園芸家は、梅の花 ( Prunus mume ) (Jo et al. 2013 ) やゼラニウム (目: Geraniales) などの植物の香りの心理的および生理学的利点を報告しています(Pálsdóttir et al. 2021 )

・ウイルス感染の結果、嗅覚の欠如(「嗅覚障害」として知られる)が顕著になり、人々の生活の質と精神的幸福を損なうことが示されました(Burges Watson et al. 2021 ))。

・記憶を呼び起こす香りの使用は、アルツハイマー病を含む一連の神経疾患の治療に採用されており(Glachet et al. 2019)ポジティブな感情を高め、快適さと幸福感を高め、不安を軽減することが示されています。 (松永他、2011 )。

・重要な一連の証拠は、嗅覚系と代謝の健康(Riera et al. 2017)、気分(Goel and Grasso 2004)、認知(Lorig et al. 1990)、記憶(Horowitz 2011)、行動(Millot and Brand,2001)および自己免疫状態 (Strous and Shoenfeld 2006))との関連を示しています。

・実際、私たちの健康に対する匂いの重要性が科学者によって認められたのはつい最近のことです (McGann 2017 ; Spence 2021a )。

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■嗅覚の独自性。

香りは、その生物学的メカニズムの観点から、感覚の中でも独特です。

一般に、

感覚(視覚、聴覚など)はまず視床と呼ばれる脳領域に伝わり、視床は私たちが見たり聞いたり触れたりしたものに関する情報を脳の残りの部分に伝えるスイッチボードとして機能します

(Torrico and Munacomi 2020 )。

香りは、感情を処理する扁桃体と、学習と記憶の形成が行われる海馬を収容する大脳辺縁系に直接伝わります (Firestein 2001 )

香りと私たちの感情とのこの強いつながりは、嗅覚障害の発症に伴う抑うつエピソードの発現によって観察できます (Soudry et al. 2011 )

同様に、嗅覚に基づく記憶は、トリガーされると強力な感情反応を引き起こす可能性があります (Tischler and Clapp 2020 )

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■概要

自然と人間の幸福の間のつながりは十分に確立されています。しかし、自然と関わることは多感覚体験であるにもかかわらず、この関係の視覚と聴覚の基礎を考察する以上の研究はほとんどありません。香りを幸福と結び付ける研究は存在しますが、主に迷惑/不快感の原因としての匂いに焦点を当てています。

香りが顕著な影響を及ぼしていることは明らかですが、自然、香り、健康の関係に関しては、依然として大きな知識のギャップが残っています。

ここでは、森林で感じる香りが四季を通じてどのように健康に寄与するかを調べます。私たちは、匂いがポジティブにもネガティブにも、複数の幸福領域と関連していることを示します。

それらは、記憶、特定の生態学的特性、および空間/時間にわたるプロセスに関連付けられています。

生物多様性の時空間的変動と幸福の間の関連性を明確にすることで、私たちは新たな探究分野を発掘します。

全体として、自然を通じて幸福の向上を目指す研究者、実践者、政策立案者、計画立案者は、多感覚体験を考慮する必要があります。

論文紹介 なんとかなる 自然・環境とウェルビーイング神経科学・生物学的基盤身体・運動・健康

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