2025年のBESTウェルビーイング論文の8つ目😊
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以前は、
日本では「謙虚さ」は美徳の一つとも捉えられていますが、
欧米では「謙虚さ」は「低自尊心」ともとられる事が多く、あまり注目されていませんでした。
ですが、
2016年にペパーダイン大学のエリザベス・マンキューソ先生らが知的謙虚さの尺度を開発、
分断の解消や組織における心理的安全性、フェイクニュースの蔓延などの時代背景に、
近年とても盛り上がっている分野です。
この「知的謙虚さ」は
・学習や知的成長を加速させる
・対話・合意形成がうまくなる
・チームと組織の質が向上する
・精神的に安定し、しなやかになる
などのメリットも知られています😊
もちろん、幸福度との相関も確認されています。
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そんな知的謙虚さは、周りからも好まれると分かっているのですが、
それは、子供ではどうなんだろう?という研究😊
結果としては、
6歳以降は、謙虚な人を好み、その情報がより正確であると判断できるようになる。
そうです😊
6歳以上から大人まで、謙虚な人が好まれる😍
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現代社会において、謙虚さはとても重要ですね。
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子どもたちは知的な傲慢さよりも知的な謙虚さを重んじるでしょうか?
Do children value intellectual humility over intellectual arrogance?
Bowes, S. M., Novick, K., Lourenco, S. F., & Tasimi, A. (2025).
子どもは社会的判断を下す際、不確実性よりも自信を好みます。同時に、調整と正確さも重視します。では、子どもは調整された不確実性、つまり知的謙虚さと、根拠のない自信、つまり知的傲慢さについて、どのように判断するのでしょうか。本研究では、4歳から11歳までの子どもが、知的に謙虚な人を、知的に傲慢な人よりも好感の持てる、知識が豊富、親切で賢いと評価するかどうかを調べました。229人の子供を対象とした2つの研究(研究1:N = 111、白人59%、女子39%、研究2:N = 118、白人66%、女子49%)を通じて、子どもは5歳半までに、知的に傲慢な人よりも知的に謙虚な人を好むようになり、この傾向は発達するにつれて強まることがわかりました。さらに、知的に謙虚な人が正確であるように見える場合(研究1)と、正確かどうか不明な場合(研究2)の両方において、子どもたちは知的に謙虚な人を知的に傲慢な人よりも好んだ。これらの結果を総合すると、子どもたちは社会的な判断において、根拠のない自信よりも、調整された不確実性を重視しているわけではないことが示唆される。結論として、子どもたちが知的に謙虚な人を好む理由とその理由について、今後の研究の重要な方向性を浮き彫りにする。
賢いのはどっち?子供の「知的な謙虚さ」に対する評価の発達 幼児期(4~5歳):賢いの時期 明確な好みはまだない 講座と人と他様な人のどちらかを一貫して選ぶことはありません。 児童期(6歳以上):講座さんへシフト 「知的な謙虚さ」を高く評価する傾向が上がるほど、知識的に正に認める人を好む傾向が強まります。 結論:「賢さ」の理解が深まる 知的に謙虚な人 知的に傲慢な人 年齢と共に、社会的・認知的スキルが発達していることを示唆しています。 知識の量だけでなく、知識に対する誠実な態度を評価するようになります。 知性の在り方:子供は「譲歩」と「徹慢」のどちらを価値あると見なすのか? 現代社会における自信と知識の価値をめぐる、子どもの発達に関する研究 NotebookLM なぜ「知的謙遜」が、 今かつてなく重要なのか? 私たちの社会は、誤情報、過剰な自信、そして政治的 な二極化といった問題に直面しています。 これらの問題の根底には、自分の知識の限界を認識し、 他者の視点を尊重する能力、すなわち「知的謙遜」の 欠如があるのかもしれません。 この重要な資質は、生まれつき備わっているのでしょ うか?それとも、成長の過程で学ぶものなのでしょう か? NotebookLM 調査の核心にある2つの概念:知的謙逆と知的傲慢 ? ! 知的謙逆(Intellectual Humility - IH) 知的傲慢(Intellectual Arrogance - IA) 自身の知識の限界を認識し、不確かさを 実際には不確かな知識に対して、過剰な 受け入れる姿勢。 自信を示す姿勢。 「確かではないけれど、これは○○だと思 「これは絶対に○○だと知っている」 う」 NotebookLM 子どもは、謙逊と傲慢のどちら を好むのか? 知識の正確さが同じである場合、子ど もたちは「自信がないが謙虚な人」と 「自信過剰で傲慢な人」のどちらをよ りも高く評価するのでしょうか? 参加者:4歳から11歳の子どもたち、合計229名 実験計画:2つの研究を通じて、年齢による好み の変化を調査 子どもの好みを明らかにするための実験計画 • 1. 提示:子どもたちは、それぞれ異なる反応をする2人の人物のビデオを見ます。 • 2. 発言(Statements):ある物体について、一方は知的謙虚(IH)を示し(「確かではないけど...」)、もう一方は知的傲慢(IA)を示します(「絶対に知っている...」)。 • 3. 重要な条件:両者の意見が正しい確率は全く同じです。自信の度合いだけが異なります。 NoteBookLM 子どもたちに投げかけられた3つの問い 実験の後、子どもたちはどちらの人物について、以下のように感じるかを尋ねられました。 1. 好意(Liking) 「どちらの人が好き?」 2. 知性(Intelligence) 「どちらの人が賢い?」 3. 情報源としての信頼 (Trust as a Source) 「新しいことを教えてもらうなら、どちらの人に聞きたい?」 驚くべき発見:年少の子 供は「徹慢」を好む傾向 がある Key Finding: 4歳から5歳の子どもたちは、知的課遜 (IHIH)よりも知的徹慢(IA)を一貫し て好むことを示しました。 この年齢層では、自信が能力や知識の直 接的な指標として解釈されるような 「自信がある人=賢い人」という認識 が見られます。 知的課遜(IH) 知的徹慢(IA) NotebookLM 成長による価値観の変化: 年長の子供は「謙遜」を評価 する Key Finding:9歳以上の子どもたちは、知的傲慢 (IA)よりも知的謙遜(IH)を明確に好むように なります。 Interpretation:成長するにつれて、子どもたちは 自信と実践の能力を区別できるようになります。 彼らは、不確かさを正面に認めることが、より信 頼できる知性の形であると理解し始めます。 好む傾向 (Preference) 好まない傾向 (Less Preferred) 知的謙遜(IH) 知的傲慢(IA) NotebookLM データが示す物語:好みは6歳から7歳頃に逆転する 1.00 0.75 0.50 0.25 0.00 性 格 的 特 徴 の 頻 度 ( 相 対 度 数 ) 4 to 5 「傲慢」を好む (Prefers Arrogance) 6 to 7 転換期 (The Turning Point) 8 to 9 「謙遜」を好む (Prefers Humility) 10 to 11 チャンスレベル (Chance Level) 年齢 (Age) 発見の再現性:別の実験でも同様の発達的変化を確認 研究者たちは、未知の物体や単語を使った2番目の研究を実施し、最初の発見が本物であることを確認しました。 結果は一貫していました。年齢が上がるにつれて、知的謙遜を好む傾向が強まるという発達パターンが明確に再現されました。 (Y軸)Preference for Humility (グラフ内)Chance (X軸)年齢(Age) (ロゴ)NotebookLM 続合データが描く、知的謙遜への評価の軌跡 1.00 0.75 0.50 Chance 0.25 0.00 4 5 6 7 8 9 10 11 12 年齢(Age) 知的謙遜の評価頻度 (Selection of It) 2つの研究を統合したデータは、年齢と共に知的謙遜への評価が一貫して高まっていることを示しています。この変化は、子どもの認知能力の発達における重要なマイルストーンです。 🔗 NotebookLM なぜこの変化は起こるのか?背景にある認知能力の発達 メタ認知の発達 (Development of Metacognition) 自分の思考や知識を客観的に見 る能力。「自分は何を知ってい て、何を知らないのか」を理 解できるようになる。 心の理論の洗練 (Refinement of Theory of Mind) 他者の意図や精神状態を推測す る能力。自信過剰な態度の裏に ある社会的意味(例:見栄を張 っている、人を歌ごうとしている )を読み取れるようになる。 経験からの学習 (Learning from Experience) 自信がある人かどうかもしくは正しい いとは限らない、ということを 経験を通じて学ぶ。 🏠 NotebookLM 「謙遜」を好むことの、より深い意味 年長の子供たちが知的謙遜を 選ぶのは、単に「礼儀正し いから」ではありません。 それは、知識の正確さ (accuracy of knowledge) と 知的な誠実さ (intellectual honesty) を高く評価している ことこの表れです。 彼らは、自分の限界を認め られる人こそが、長期的には より信頼できる情報源であり、 優れた学習者であると直感 的に理解しているのです。 [Image shows a balance scale with "自信" (confidence) on the left side and "正確さ" (accuracy) on the right side]
本研究のウェルビーイング小話はこちら😊
はぴテク相談室:5歳ほどの子供でも、自信過剰な大人よりも疑念を表明する大人を好む
https://wellbeing-archive.pages.dev/posts/2026-01-07-1767823208/