2025.12.10

ChatGPT使うことは幸せか?不幸せか?

というフリンダース大学のTakizawa先生による最新研究😊

日本での6ヶ月間の追跡調査で、Chat GPTの使用、使用方法と幸福度の変化を調査。


ザックリ結果としては、

社会的な利用用途である質問、相談、会話での利用は、

孤独感を増して、幸福度(人生満足度)を落とす傾向が見られた。

(GPT利用→孤独感増→幸福度低下)

非社会的な利用用途では複雑で、

データ整理に使う人は、幸福度を高め、

プログラミングでは、幸福度を落とした。

とのこと。

翻訳と文章作成は、幸福度と関係無し。

うーん、

AIとの会話での利用は確かに、そうなりそうな。

AIへの質問でも、孤独感→幸福度低下につながっちゃうんですね、、、

まぁあくまで初期の研究なので、これからは変わってきそうな気もします。

要は、今はAIが出たてなので、シンプルに人に相談したり質問する時間が削れてしまったが、

これからは、AIで効率化することで、空いた時間を人と過ごす時間に変えたりできるようになってくるような気がします。

(ただ、これまでの歴史上、効率化しても競争が激しくなるだけで、時間は空かないことが多いですが。。。)

また、変化の具体的な数値は記載されていないのですが、

どの使い方にせよ、大きな変化はありません。

ここを気にするくらいなら、感謝を増やすとか、何かに挑戦するとか、増やした方が影響が遙かに大きいですね😊

(多分ですが、βが標準偏差の何%分か、なので、人生満足尺度で0.1点前後くらいかなぁと。)

ーーー

Investigating the relationships of ChatGPT usage for various purposes with well-being: 6-month cohort study

AI & Society,2025/12/5

Yu Takizawa(フリンダース大学)

https://link.springer.com/article/10.1007/s00146-025-02776-y

DL用

https://www.researchgate.net/publication/398389671_Investigating_the_relationships_of_ChatGPT_usage_for_various_purposes_with_well-being_6-month_cohort_study

ChatGPTのような生成型AIチャットボットの利用増加は、それらが幸福度に与える影響について重要な疑問を提起しています。これまでの研究では、チャットボットの利用と幸福度は一般的に関連づけられていますが、AIの利用方法の種類によって、利用者にどのような影響があるのかは、ほとんど分かっていません。

本研究では、会話、質問、助言の依頼、文章生成、プログラミング、データ整理、翻訳といった様々なChatGPTアプリケーションと幸福度との横断的および縦断的な関係性を検討し、孤独感を媒介として用いました。3,533人の日本人成人を対象に6ヶ月間実施された並列プロセス潜在変化モデルを用いた分析の結果、社会志向の利用、特に質問や助言の依頼は、横断的データでは孤独感の増加を介して間接的に幸福度の低下と関連していましたが、縦断的データでは関連していなかったことが明らかになり、これらの影響は短期的なものである可能性が示唆されました。タスク志向の利用は、複合的な影響を示しました。横断的分析において、データ整理は孤独感とは独立して幸福度と正の相関を示しましたが、プログラミングは縦断的データで、媒介なしに幸福度の低下と関連していました。

これらの研究結果は、生成型AIの利用が幸福度に一律に影響を与えるという見解に疑問を投げかけ、利用形態と社会志向とタスク志向の重要性を浮き彫りにしています。開発者や政策立案者にとって、これらの研究結果はChatGPTを人間同士の交流の代替ではなく、支援ツールとして位置づけることの重要性を強調するものです。コラボレーション、仲間との交流、そして現実世界での社会的なつながりを促進する機能は、孤独感を軽減し、幸福度を高める可能性があります。今後の縦断的研究は、健全な利用の閾値を特定し、根底にある心理メカニズムを解明し、文化的および職業的背景を横断したAIの影響を検証することで、的を絞った責任ある介入策の策定に役立てるべきです。

論文紹介 ありがとう 主観的幸福・幸福測定人間関係・恋愛文化と幸福・日本的幸福

← 検索にもどる