2025.11.30
日本のシューマッハーとも言われる故・井上信一先生の仏教経済学
を振り返るという最新論文😍
大変、興味深いです😍😍
これは何か語るよりも、添付の資料、論文を読んで頂きたい😊
財は世界からの預かりもの❗
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(まだ7回しか論文が見られていない・・・が、これは日本全体に紹介したい❗)
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井上信一にみる仏教経済学の構築と現在までの変遷
辻井清吾先生,佛教経済研究, 2025/11
[[https://komazawa-u.repo.nii.ac.jp/records/2034183](https://komazawa-u.repo.nii.ac.jp/records/2034183)](https://komazawa-u.repo.nii.ac.jp/records/2034183)
井上信一が提唱する「仏教経済学」入門 元銀行頭取の井上信一は、長年の資産経営と仏教思想を融合させ、独自の「仏教経済学」を提唱しました。これは、現代の大激動・大混乱した会への課題であり、地球環境と調和し、人間性を尊重する経済のあり方を示すものです。 思想の礎:「二つの気づき」と「三つの柱」 アリガタイ スマダイ 二つの気づき ①不労生 ②自利利他円(自徳の利益が増立) ③地球に託される 現代経済学との比較 仏教経済学 現代経済学 消費 少欲知足の幸福 欲望の膨張 財 宇宙(仏)からの恵みやもの 私有物 利益 何がもたいという選択 経営 最小のコストで最大の利益を 家計収入の増加 生産と仕事 社会奉仕の場として 仏教経済学:井上信一が 描いた「地球を救う」 ための設計図 元日本銀行・宮崎銀行頭取が、 その生涯をかけて構築した、 近代経済学を超える思想。 🔴 NotebookLM エリート銀行家、井上信一の「第一の人生」 1918:熊本市に生まれる。父は警察部長、母は鉄道大臣の長女。 1941:東京帝国大学経済学部を卒業、日本銀行に入行。 1971:日本銀行貯蓄推進部長を辞任、宮崎銀行に副頭取として入行。 1975:宮崎銀行頭取に就任。 1983:頭取を任期満了にて退任。 40年以上にわたり、日本経済の中枢で実務経験を積んだ経済人。 生死の問題との対峙:仏教との出会い 両親の急逝 1928年、1929年に相次いで両親が死去。この出来事が、彼に 「生死の問題」を突きつけた。 Influential Texts 道元『修証義』:心に焼き付いた一節 「生死の中に仏あれば生死なし」 倉田百三、金子大栄:親鸞の他力思想に触れ、仏教全体の展望を得る。 田辺元『懺悔道としての哲学』:親鸞救学を基にした懺悔の深さを知る。 仏教経済学の原点:「二つの気づき」 ①アリガタイ 生かされている自分に気づく。 ②スマナイ 生かされていることに気づかぬ自分 (自我のしたたかさ)に気づく。 この二つの気づきは、仏教の重要思想である「縁起の理理」の現代的な表現である。 🔔 NotebookLM 思想の構造:仏教経済学を支える「三つの柱」 ①不殺生 (Ahi/msā / Non-violence) 仏教の根本戒律の第一。ガンジーの非暴力運動もこの精神に立つ。 ②自利利他円満 (Jiri Rita Enman / Perfect Mutual Benefit for Self and Others) 自己の利益追求を前提とする現代資本主義に対し、自他の利益が完全に満たされる状態を目指す。 ③地球に詫びる心 (A Heart of Apology to the Earth) 「地球にやさしい」という不遜な態度ではなく、「草木国土悉皆仏」の思想に基づき、地球への感謝と謝罪の念を持つ。 🏔 NoteBookUM 現代経済学との対比:価値観の根本的な違い 仏教経済学 | 主要項目 | 現代経済学 ---|---|--- 自利利他円満の行為 | 経済主体 | 自利の追求 少欲知足の幸福 | 消費 | 欲望の解放 最高善を求めて共に歩む | 労働 | 労働は苦痛 宇宙(仏)からの預かりもの | 財 | 私有物 「勿体ない」という基準 | 経済原則 | 最小コストで最大の効用 自然法爾 | 自由 | 金儲けの自由 NotebookLM 消費の再定義:「少欲知足」と「勿体ない」の思想 少欲知足(Shoyoku Chisoku) 多くを欲せず、わずかなもので満足することは。 カーライルの幸福方程式 (Carlyle's Happiness Formula) 経済的幸福=財(Goods)/欲望(Desires) 西洋式:分子を大きくする 仏教式:分母を小さくする 「一つとして、『わがもの』というものはない。すべてはみな、ただ因縁によって、自分にもたらされたものであり、しばらく預かっているだけのことである。」 Notebook LM 家計と富:宇宙からの「預かりもの」をどう使うか 財産は私有物ではなく、宇宙(仏)からの預かりものである。 ④貯蓄 不時の災害にそなえる 釈尊が説く「財の四分法」 ①家計費 個人の生活と家庭の消費 ③運転資金 家業などのため ②社会的支出 税や布施 Japanese Wisdom 勤(Diligence):「お天道様にすまない」 侘(Frugality):「ケ体ない」 譲(Sharing):「お福分け」 二人の先駆者:井上信一とE.F.シューマッハーの比較 井上信一 主要項目 E.F. Schumacher 浄土真宗 依って立つ根拠 ローマカソリック 二つの気づき、三つの柱 キーワード 正しい生活 感謝・謝罪・自利利他円満 自己否定(懺悔)・利他主義 限界の強調 人間観 原理的否定(中間技術) 地球に誇りある心 科学技術 再生不能資源 銀行員 守るべきもの ビルマ政府経済顧問 職業経験 思想の源流:聖徳太子の「和」の精神 井上は、日本の土壌と風土に根ざした仏教経済学を構想する上で、聖徳太子を特に重視した。 十七条憲法からの引用 第一条:「一に日わく、和を以て貴しと為し、作ることなきを宗とせよ。」 第十条:「十に日く、心の分りを断ち、面の瞋りを棄てて、人の違うことを怒らざれ。...我必ずしも聖に非ず。」 仏教の「寛容の精神」が、日本の国家形成の初期から政策に影響を与えていたことを示している。 国境を越えた思想:世界への影響と継承 The English Edition 1997: 『地道を救う経済学』の英訳版『Putting Buddhism to Work』が刊行される。 Impact in Nepal The Catalyst: Inoue's 1995 visit to Lumbini and Kathmandu. International Symposium: 仏教経済フォーラムとネパール数会が共催でカトマンズ、ルンビニにて開催。 Academic Adoption: 国立トリブヴァン大学(2002年)とルンビニ、仏教大学で『仏教経済学』が科目として設置され、井上の著書が実務として活用される。 「最小消費水準で人間の幸福を最大にする、仏教経済学に転換すべきである。」 ―Professor Prem Uprety, Tribhuvan University 現代への問いかけ:なぜ今、井上信一の思想が重要なのか 少欲知足&勤体ない → 持続可能な発展(SDGs) 自利利他円満 → 企業の社会的責任(CSR) 地球に誇りる心 → 環境・社会・ガバナンス(ESG) A Global Movement 気候変動に関する仏教徒宣言(2015):ダライ・ラマを始めとする仏教徒が気候変動対策を訴える。 タイの「足るを知る経済」:プミポン前国王が提唱した、仏教の中庸の教えに基づく経済思想。 井上信一が導いた仏教経済学は、単なる過去の思想ではない。 それは、貧欲の世紀から「少欲知足の世紀」へ転換するための、実践的な指針である。 別表3 仏教経済学:井上信一とE.F.Schmacher の比較 主要項目 | 井上信一 | E.F.Sch
https://youtu.be/MTZnWsz9cYY
本研究のウェルビーイング小話はこちら😊
はぴテク相談室:日本のシューマッハーとも言われる故・井上信一先生の仏教経済学
https://wellbeing-archive.pages.dev/posts/2025-11-30-1764471635/