2025.11.27

見知らぬ人ともポジティビティ共鳴を生む、傾聴の力

先日紹介した、フレドリクソン先生のIPPAで少しお話し頂いていた研究論文が、公開されました😍のでその紹介。

見知らぬ人ともポジティビティ共鳴を生むことは可能なのか?

10分くらいの会話(ディープトーク)、ちょっとした会話(スモールトーク)でそれぞれ調査。

10分くらいの会話では、

傾聴、特に相手への質問が増えると、ポジティビティ共鳴がより高まった😊

(笑顔とかは、あまり関係なかった。ウソの笑顔とかもありますしね。)

ちょっとした会話では、

相手への質問も大事だったんですが、

うなずきや視線、笑顔といった全体的な態度が重要だった。

(さらっとした会話だと、雰囲気も大事なのですね。)

ということで、

ちゃんと傾聴できれば、見知らぬ人とでもポジティビティ共鳴できる😊

また、上記研究結果の前提として、

傾聴に大事な、ELT(Episodic Listening Theory) by Kluger & Itzchakov(2022年)も面白いですね😍

①注意

相手に完全に注意を向ける。

②理解

話し手の言葉の意味や感情を正確に把握しようと努める。

③肯定的意図

つながりを築き、相手を理解したいという純粋な欲求を持つこと。

ーーー

質の高い傾聴行動は、見知らぬ人同士の社会的つながりにつながる

High-quality listening behaviors linked to social connection between strangers

2025/11,Communications Psychology

**Taylor N. West(ノースカロライナ大学), Sara Huston, Kylie R. Chandler, Jieni Zhou & Barbara L. Fredrickson **

社会的つながりを改善することが緊急に必要であるにもかかわらず、日々のやり取りの中でそれをどのように行うかについての実際的なエビデンスに基づく推奨事項は不足しています。社会的つながりを促進すると理論づけられている重要な行動の1つは質の高い傾聴ですが、行動のエビデンスは限られています。

事前登録済みの2つの研究で、見知らぬ人同士の会話中に観察された質の高い傾聴行動が、社会的つながりの行動的および主観的マーカーと関連しているかどうか、また、傾聴行動が社会的つながりを増やすことを目的とした単純な介入の効果を説明するかどうかを検証しました。

見知らぬ人同士のペアが、ランダム化された社会的つながり介入(合計N = 646)に続いて、10分間の半構造化会話(「ディープトーク」、研究1)または短い「スモールトーク」の機会(研究2)で会話しました。

研究1では、言語的傾聴行動(言語的検証、フォローアップの質問)の頻度が、会話の応答時間の短縮や、社会的つながりの他のマーカー(第三者の観察者や自己報告、パートナー報告)を予測することがわかりました。さらに、社会的つながり強化介入群(対照群)に無作為に割り付けられた被験者は、パートナーにより多くのフォローアップ質問をし(すなわち、質の高い傾聴行動を示し)、それが社会的つながりの強化を予測した。

研究1を雑談にも応用し、その効果を検証した結果、全体的な傾聴行動が行動的およびパートナーが報告する社会的つながりを予測することもわかった。しかし、言語的傾聴指標は社会的つながりの指標との一貫した関連性が低く、介入が雑談中の傾聴行動を増加させたという証拠は得られなかった。

これらの結果は、観察可能な質の高い傾聴行動が社会的つながりを育む有望な方法であり、社会的つながりの改善を目的とした介入の効果を高める可能性があることを示唆している。

論文紹介 ありがとう 人間関係・恋愛感謝・親切・向社会性ポジティブ心理学介入

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