先日紹介した、フレドリクソン先生のIPPAで少しお話し頂いていた研究論文が、公開されました😍のでその紹介。
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見知らぬ人ともポジティビティ共鳴を生むことは可能なのか?
10分くらいの会話(ディープトーク)、ちょっとした会話(スモールトーク)でそれぞれ調査。
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10分くらいの会話では、
傾聴、特に相手への質問が増えると、ポジティビティ共鳴がより高まった😊
(笑顔とかは、あまり関係なかった。ウソの笑顔とかもありますしね。)
ちょっとした会話では、
相手への質問も大事だったんですが、
うなずきや視線、笑顔といった全体的な態度が重要だった。
(さらっとした会話だと、雰囲気も大事なのですね。)
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ということで、
ちゃんと傾聴できれば、見知らぬ人とでもポジティビティ共鳴できる😊
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また、上記研究結果の前提として、
傾聴に大事な、ELT(Episodic Listening Theory) by Kluger & Itzchakov(2022年)も面白いですね😍
①注意
相手に完全に注意を向ける。
②理解
話し手の言葉の意味や感情を正確に把握しようと努める。
③肯定的意図
つながりを築き、相手を理解したいという純粋な欲求を持つこと。
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質の高い傾聴行動は、見知らぬ人同士の社会的つながりにつながる
High-quality listening behaviors linked to social connection between strangers
2025/11,Communications Psychology
**Taylor N. West(ノースカロライナ大学), Sara Huston, Kylie R. Chandler, Jieni Zhou & Barbara L. Fredrickson **
社会的つながりを改善することが緊急に必要であるにもかかわらず、日々のやり取りの中でそれをどのように行うかについての実際的なエビデンスに基づく推奨事項は不足しています。社会的つながりを促進すると理論づけられている重要な行動の1つは質の高い傾聴ですが、行動のエビデンスは限られています。
事前登録済みの2つの研究で、見知らぬ人同士の会話中に観察された質の高い傾聴行動が、社会的つながりの行動的および主観的マーカーと関連しているかどうか、また、傾聴行動が社会的つながりを増やすことを目的とした単純な介入の効果を説明するかどうかを検証しました。
見知らぬ人同士のペアが、ランダム化された社会的つながり介入(合計N = 646)に続いて、10分間の半構造化会話(「ディープトーク」、研究1)または短い「スモールトーク」の機会(研究2)で会話しました。
研究1では、言語的傾聴行動(言語的検証、フォローアップの質問)の頻度が、会話の応答時間の短縮や、社会的つながりの他のマーカー(第三者の観察者や自己報告、パートナー報告)を予測することがわかりました。さらに、社会的つながり強化介入群(対照群)に無作為に割り付けられた被験者は、パートナーにより多くのフォローアップ質問をし(すなわち、質の高い傾聴行動を示し)、それが社会的つながりの強化を予測した。
研究1を雑談にも応用し、その効果を検証した結果、全体的な傾聴行動が行動的およびパートナーが報告する社会的つながりを予測することもわかった。しかし、言語的傾聴指標は社会的つながりの指標との一貫した関連性が低く、介入が雑談中の傾聴行動を増加させたという証拠は得られなかった。
これらの結果は、観察可能な質の高い傾聴行動が社会的つながりを育む有望な方法であり、社会的つながりの改善を目的とした介入の効果を高める可能性があることを示唆している。
「聞く」を科学する:見知らぬ人との間に「つながり」を生む行動とは? 「頷の高い傾聴」をする2つの行動 フォローアップの質問 相手の発言を深掘りし、より具体的に理解しようとする質問 言葉による肯定 理解や共感を示し、相手の発言を受け止め反応する言葉 「聞く力」がもたらす3つのポジティブな効果 会話のリズムが生まれる 質の高い傾聴、会話の応答時間を短縮しスムーズなテンポを生み出す 相手に「つながり」を 感じさせる 話し手は、良い聞き手になることで、 より深い一体感の中での会話を構築した。 鶴は フォローアップの質問 「人と話があろう」と言葉づけられた人は、 自分とフォローアップの質問が それが「つながり」の向上に従いした。 聞くことの科学 見知らぬ人との間に「つながり」を生む、質の高い傾聴行動とは Based on the paper by West, T.N. et al., Communications Psychology (Nature Portfolio), 2025. 「孤独」という現代の病と、 見過ごされた機会 孤独は現代社会の喫緊の課題です。一方で、私たちは見知らぬ人や知人とのごく短い交流が持つ、幸福度を高める力をしばしば見過ごしています。 多くの人は、会話スキルの欠如や気まずさへの過度な不安から、見知らぬ人との交流を避ける傾向があります。 この研究は、こうした日常的な交流の質を高めるための、科学的根拠に基づいた具体的な戦略を探るものです。 NotebookLM 人とつながるための鍵は「質の高い傾聴」にある Episodic Listening Theory (ELT)によれば、質の高い傾聴は単なる洗浄ではなく、3つの要素からなる多面的なプロセスです。 1. 注意 (Attention) 相手に完全に注意を向け、心ここにあずかわず状態を避けること。 2. 理解 (Comprehension) 話し手の言葉の意味や感情を正確に把握しようと努めること。 3. 肯定的意図 (Positive Intention) つながりを築き、相手を理解したいという純粋な欲求を持つこと。 これらの内的なプロセスが、観察可能な行動として表出します。 🏢 NotebookLM 「聞いている」ことを伝える、誠実なシグナル 傾聴の質は、観察可能な行動を通じて相手に伝わります。特に、言葉による手がかりは、傾聴の質を示す最も強力な「誠実なシグナル」とされています。 本研究では、以下の2つの言語的行動に焦点を当てました。 フォローアップの質問 (Follow-up Questions) 話し手の発言について、より詳しく知りたい、明確にしたいといった好奇心を示す質問。 言葉による肯定 (Verbal Validation) 話し手の言葉を言い換えたり、肯約したり、理解や共持を表明すること。「つまり、あなたは~と感じたんですね」 うなずきや相槌といった非言語的なサインかかれば、聞いているふりをする際にも使われることがありますが、これらの言語的行動は、話し手を本当に理解したことの直接的な証拠となります。 🔖 NotebookLM 2つの異なる会話シナリオによる、傾聴の効果の検証 研究者たちは、質の高い傾聴行動が社会的つながりを本当に生み出すのかを検証するため、2つの実験を行いました。会話の文脈によって、傾聴の効果は異なるのでしょうか? 【研究1:ディープ・トーク】 文脈:対人関係の親密さを促進するために設計された、半構造化された10分間の会話(Fast Friends Task)。 参加者:300名。参加者は訓練を受けた confederate(協力者)と会話。 目的:親密な会話において、傾聴行動がつながりの指標と関連するかを検証。 【研究2:スモール・トーク】 文脈:日常的なやり取りを模倣した、最長5分間の自発的な短い会話。 参加者:348名。参加者は実験者と会話。 目的:日常的な雑談において、傾聴行動がつながりの指標と関連するかを検証。 「ディープ・トーク」では、具体的な傾聴行動が 強いつながりを予測した 会話の応答時間が短縮された ポジティビティ共鳴が高まった (β = -0.23, p < 0.001) (β = -0.42, p < 0.001) 応答時間の短縮 速い応答時間は、パートナーと「同調している」感覚の客観的な指標です。 これらの傾聴行動は、会話相手(協力者)が報告したポジティビティ共鳴(相互の温かさや一体感)や、第三者が評価した行動指標とも強く関連していました。 例:言葉による肯定 →相手のポジティビティ共鳴 (β = 0.33, p < 0.001) 介入によって、より多くの質問をするようになった 研究では、参加者をランダムに2つのグループに分けました。 *介入群:見知らぬ人や知人との質の高いつながりを意識的に持つよう促された。 *統制群:呼吸法の実践を促された。 フォローアップ質問の平均頻度 介入群は23%増加 (p = 0.009) 統制群 介入群 1.45 2.30 この結果は、質の高い傾聴が学習・適応可能な行動であることを示唆しています。 つながりを促す介入の「有効成分」は傾聴だった 介入は、なぜ社会的つながりを向上させたのでしょうか? 社会的つながり介入 → フォローアップ質問の増加 → 質の高い社会的つながり 媒介効果(Indirect Effect) 直接効果(Direct Effect) 探索的分析の結果、介入の効果は「フォローアップ質問の増加によって媒介されていることが明らかになりました(間接効果:β = 0.04, p = 0.031)。 つまり、介入は魔法のようにつながりを生んだわけではありません。介入が「より多く質問する」という具体的な行動を促し、その行動が結果として、より質の高いつながりを生み出したのです。傾聴は、社会的つながりを高める介入の「有効成分」として機能する可能性があります。 「スモール・トーク」では、より全体的な傾聴力が重要だった 日常的な短い雑談(スモール・トーク)の交脈では、結果よりも複雑でした。この交脈では、個々の言語的行動よりも、言語的・非言語的な手がかりを総合的に評価した「グローバル傾聴スコア」が、社会的つながりの最も一貴した予測因子でした。 — グローバル傾聴スコアが高い参加者は、会話の応答時間が速く(β = -0.14, p = 0.014)、相手が報告したポジティビティ共鳴も高かったのです(β = 0.21, p < 0.001)。 深い会話とは異なり、短い雑談では、言葉だけでなく、うなずきや視線といった非言語的な手がかりを含めた全体的な態度が、つながりを生む上で重要になることを示唆しています。 グローバル傾聴スコア 2つの研究から得られた4つの重要なインサイト 1. 傾聴はつながりを生む 観察可能な傾聴行動は、客観的・主観的な社会的つながりの指標と確実に関連していることが証明されました。 2. 「ディープ・トーク」では言葉が力を持つ 親密さを深める会話では、「言葉による肯定」や「フォローアップの質問」といった具体的な言語的行動が、つなが
本研究のウェルビーイング小話はこちら😊
はぴテク相談室:見知らぬ人ともポジティビティ共鳴を生む、傾聴の力
https://wellbeing-archive.pages.dev/posts/2025-11-27-1764259014/