2025.06.13

一卵性双生児で、ウェルビーイングの相関は0.31

ロンドン・クィーン・メアリー大学の最新研究😍

一卵性双生児で、心の状態はどのくらい似ているの?という研究。

(ウェルビーイング、ADHD症状、自閉症特性、不安・抑うつ症状、精神病様体験、神経症傾向)

研究ではどの遺伝子によるものなの?などについても詳細に調査頂いています。(ちょっと難しいですが。)

11の研究から21,792人の一卵性双生児(10,896組)のデータを組み合わせた、

最大規模の一卵性双生児研究です。

大事なところでいくと、

ウェルビーイングは、一卵性双生児で相関0.31。

なので、一定、一卵性双生児の幸福度は似てくる。

が、そこまで大きな相関でもないので、

ちょっと主体的に生きるとか、感謝を増やすとか、何かに挑戦するとか、人と比べないとか、

に気を付けるだけで、遺伝の影響は軽く超えられそうですね😊

ちなみに全体的には、

・ポジティブ面よりもネガティブ面の方が相関が大きい。

・年齢と共に影響は低下していく。ので、環境面や個人の行動で変えていくことが出来る。

といった事も。

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■各特性の一卵性双生児相関係数

  1. ADHD症状

最大サンプル: 0.71

小児期(5-12歳): 0.71

青年期(13-18歳): 0.58

  1. 不安症状

最大サンプル: 0.52

小児期: 0.54

成人期: 0.46

  1. 自閉症特性

最大サンプル: 0.63

小児期: 0.69

成人期: 0.63

  1. 抑うつ症状

最大サンプル: 0.41

小児期: 0.51

成人期: 0.38

  1. 神経症傾向

最大サンプル: 0.35(成人のみ)

  1. 精神病様体験(PLEs)

最大サンプル: 0.46(青年期のみ)

  1. ウェルビーイング

最大サンプル: 0.31(成人のみ)

⇒全体的に、

 ポジティブ面よりもネガティブ面の方が相関している。

 年齢と共に影響は低下していく。ので、環境面や個人の行動で変えていくことが出来る。

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一卵性双生児の遺伝学は、環境感受性が精神医学的および神経発達的表現型に与える影響を明らかにする

Genetics of monozygotic twins reveals the impact of environmental sensitivity on psychiatric and neurodevelopmental phenotypes

Nature Human Behaviour,2025/6/10

Elham Assary(ロンドン・クイーン・メアリー大学)ら

https://www.nature.com/articles/s41562-025-02193-7

環境曝露に対する個人の感受性は遺伝的に影響を受ける可能性がある。この遺伝子型と環境の相互作用は、遺伝子型間で表現型の差異が存在することを示唆しているが、これらの変異の検出は困難であることが証明されている。一卵性双生児の差異に関するゲノムワイド関連研究は、集団ベースの方法に影響を与える体系的なバイアスに対してより堅牢な家族ベースの分散分析を通じて実施される。我々は、11の研究から21,792人の一卵性双生児(10,896組)のデータを組み合わせて、7つの精神・神経発達表現型(注意欠陥多動性障害の症状、自閉症特性、不安および抑うつ症状、精神病様体験、神経症傾向、および幸福感)について、小児、青年、成人それぞれにおける一卵性双生児の表現型の差異に関する最大規模のゲノムワイド関連研究メタアナリシスを実施した。これらの表現型における一塩基多型によって説明される表現型分散の割合は推定値(h 2 = 0~18%)が得られたものの、正確性は低かった。我々は、うつ病のストレス反応性関連遺伝子、自閉症特性関連成長因子遺伝子、精神病様体験関連カテコラミン取り込み関連遺伝子など、ゲノム全体で有意な関連遺伝子(一塩基多型、遺伝子、遺伝子セット)を13個特定した。これは、一卵性双生児を対象としたこれまでで最大の遺伝子研究であり、環境感受性の遺伝子構造を研究するための代替手法となる可能性を示している。一部の解析では統計的検出力が限られていたため、より検出力の高い今後の研究が求められている。

論文紹介 やってみようありがとうなんとかなるありのままに 主観的幸福・幸福測定神経科学・生物学的基盤

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