2024.05.29

宗教とウェルビーイング

5月の●●とウェルビーイングシリーズ。

宗教とウェルビーイング😊

・宗教的項目(教会参加,宗教的信念,宗教集団内人間界)は健康 ・ 収入ほど大きな効果を持たないものの統計的に有意な効果が認められる.

・中高年の調査ではとくに宗教的意識・実践による幸福感への影響が認められ,アメリカでは黒人と低階層において影響の度合いが強い

・喪失体験(離死別,病気,失業等)者にとって宗教的項目はコーピングの資源になる

・教会出席率が高く,活動に熱心であれば,宗教的信念や信者同士の関係が強化され,自尊心の高まりやコーピングが見られ,幸福感が高まるという経路が見られる.

・カルト・宗教的過激主義に注意

ーーー

人は宗教で幸せになれるのか:ウェル・ビーイングと宗教の分析

理論と方法、2017/2

https://www.jstage.jst.go.jp/article/ojjams/32/1/32_80/_pdf

本稿では,近年の宗教研究とウェル・ビーイング研究のレビューを通して「宗教」と「幸せ」の関連を問う適切な問題設定を行うことを目的とする.

この研究の難しさは,被説明変数としての「幸せ」のみならず,説明変数としての「宗教」も多様な側面を持つために,幸せのどの側面と宗教のどの側面との関連を考察の対象としているのか十分に自覚するこ

となく,宗教は人を幸せにするかという高度に抽象的で哲学的な命題が議論されてきたことにある.

したがって,本研究ではまず,宗教を宗教意識,宗教行為,宗教集団と制度の次元に分節化する社会学的方法論を示し,次いで,ウェル・ビーイングの多面的性質を論じたルート・ヴェーンホヴェンの研究を参照して,生活の機会と結果,生活の内的質と外的質の二軸から,生活の環境,生活満足感,生きる力と幸福感と類型化された「幸せ」の諸側面と宗教との関わりを検討する.

そして,最後にヴォルフガング・ツァップフの考察を参考にして,「幸せ」の客観的指標と主観的評価が乖離する不協和と適応,および剥奪の状態においてこそ,宗教が「幸せ」を再構築する独特の機序があることを示そうと考えている.

メタ分析・レビュー ありがとうなんとかなる 意味・目的・スピリチュアリティ主観的幸福・幸福測定感情・レジリエンス

← 検索にもどる