2024.12.14

幸せな人は、幸福感が安定する。

そして、幸せはある程度遺伝するが、その変動性はあまり遺伝せず、後から高めて行けそうだ😍

長期的な幸せ(人生最高!)と短期的な幸せ(ポジティブ感情・ネガティブ感情)

その変動性の関係性の研究。

+双子研究で、遺伝の割合も調査。

という昨日出ていた面白い論文。

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・長期的に幸せな人は、短期的にも幸せ。だし、短期的に幸せな人は、長期的にも幸せ。

・長期的に幸せな人は、長期的な幸福度が変動しづらい

・ポジティブ感情が強い人は、短期的な感情が安定している。(変動しづらい。ポジティブもネガティブも。)

とのこと。

長期で見ても、短期で見ても、幸せな人は、幸福度が落ち着く。というのは面白いですね😍

遺伝の割合を見ると、

・長期的な幸せは遺伝率:43%

・ポジティブ感情の遺伝率:51%

・ネガティブ感情の遺伝率:41%

→だいたい40-50%くらい。

・変動しやすさについては、上記よりも遺伝の割合が低い。

→長期的な幸せを高めていくことや、感情をコントロールしていくことについては、学んでいける😍

※ただし、筋肉も遺伝率50%くらい。なので、それくらいに捉えていただくと良さそう。

(筋トレしたりプロテイン飲んだりすれば誰でも筋肉は付く。ただし、日本トップを目指すには遺伝の影響もあるかも。)

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添付①長期的な幸せと短期的な幸せ、とその変動性について

添付の表が、相関行列の表。数字が大きいものはその関係性が強い。

長期的に幸せな人は、

 →長期的な幸福度があまりブレない。(変動性が小さい)(-0.28*)

 →短期的なポジティブ感情を感じやすく(0.46*)、短期的なネガティブ感情を感じづらい(-0.28*)。

 →短期的なネガティブ感情もブレない(変動性が小さい)(-0.25*)

あとは、

・ポジティブ感情を感じている人は、ネガティブ感情を感じづらい(-0.71*)

・ネガティブ感情が強い人は、ネガティブ感情が変動しやすい(0.60*)

・ポジティブ感情が変動しやすい人は、ネガティブ感情も変動しやすい(0.62*)

も。

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添付②↑の遺伝的な部分について(双子研究)

添付の図。

長期的な幸福感

長期的な幸福感の変動性

短期的なポジティブ感情

短期的なネガティブ感情

短期的なポジティブ感情の変動性

短期的なネガティブ感情の変動性

×

エメラルドグリーン: A (遺伝的影響)

青: C (共有環境の影響)

緑: E (固有環境の影響)

※ただし、それぞれ影響の小さい1つを無視。なので、全て↑の3つの中から2つの組み合わせ。

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■AIサマリー

この研究論文は、幸福感(ウェルビーイング)の個人差について、以下の2つの異なる時間スケールで比較分析を行ったものです:

主な調査内容:

  1. 長期的な変動: 縦断的調査データ(数年間)を使用 (N=15,323、うち2,784組の双子を含む)

 →キャントリルの梯子を2-3年おきに複数回測定(平均3.8回、7.4年)

  1. 短期的な変動: スマートフォンを使用した生態学的瞬間評価(EMA)データ(1週間)を使用 (N=817、うち149組の双子を含む)

 →ポジティブ感情/ネガティブ感情短縮版で、1日8回、7日間

主な発見:

  1. 長期的な幸福感が高い人ほど、年単位での変動性は低い傾向がある

  2. 短期的(1週間)の変動性は、全体的な幸福感とは関連が見られなかった

  3. 遺伝的影響:

  • 長期的な幸福感の強度は43%が遺伝的影響

  • 長期的な変動性は12%が遺伝的影響

  • 短期的な肯定的感情は51%、否定的感情は41%が遺伝的影響

  • 否定的感情の変動性は環境要因(共有環境22%、固有環境78%)の影響が大きい

結論:

幸福感を理解するためには、異なる時間スケールでの測定が重要であり、長期的・短期的な変動パターンは異なる特徴を示すことが明らかになりました。また、遺伝的要因と環境要因の影響も時間スケールによって異なることが示されました。

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幸福のダイナミクスにおける個人差:生態学的瞬間評価と縦断的調査データの遺伝学的情報に基づく比較

Individual differences in wellbeing dynamics: A genetically-informed comparison of Ecological Momentary Assessment and longitudinal survey data

Personality and Individual Differences,2024/12/14

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0191886924004562?dgcid=rss_sd_all

時間の経過に伴う幸福度の変動は精神的健康と関連しており、さまざまな時間スケールで測定できます。長期的幸福度のダイナミクスは縦断的調査で評価され、数か月または数年にわたる安定性と変化を捉えますが、短期的ダイナミクスは生態学的瞬間評価 (EMA) によって瞬間または数日間の洞察を提供します。私たちは、オランダ双子登録の縦断的データ ( N = 15,323、完全な双子 2,784 組を含む) と EMA データ ( N = 817、完全な双子 149 組を含む) を使用して、さまざまな時間スケールでの幸福度のダイナミクスを調査しました。縦断的調査の平均に基づくと、全体的な幸福度が高い個人は数年間の変動性が低くなりましたが、1 週間の短期的な変動性は全体的な幸福度とは無関係でした。双子モデルは、長期的な幸福度の強度と変動性の遺伝率をそれぞれ 43 % (95%CI: 39~46 %) および 12 % (95%CI: 8~17 %) と推定しました。 MZ 双生児相関は、短期的なポジティブおよびネガティブな感情の強度 (rMZ = 0.51 および 0.42) と変動性 (rMZ = 0.37 および 0.18) に対する遺伝的影響を示しました。遺伝率の推定値は、完全な双生児ペアが限られているため慎重に解釈する必要がありますが、ポジティブおよびネガティブな感情の強度とポジティブな感情の変動性はそれぞれ 51 %、41 %、38 % でした。一方、ネガティブな感情の変動性は、共有環境 (22 %) と固有の環境 (78 %) の影響を受けていました。これらの結果は、異なる時間スケールで幸福度を調べることの重要性を強調しています。

論文紹介 なんとかなる 主観的幸福・幸福測定神経科学・生物学的基盤感情・レジリエンス

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